<東京2020>パラ開幕200日前 都内各地でイベント

 東京パラリンピックまで200日となったことを記念して8日、都内各地でイベントが開かれる。港区スポーツセンター(同区芝浦)5階では、うちわや、ちょうちんのオリジナル応援グッズを作るほか、元パラリンピック代表らのトークショーなどが予定されている。 (市川千晴) ◆港区 応援グッズ作りや元代表トークショー 「子どもたちの笑顔の傘を五輪会場で飾りたい」と話す水谷代表=港区で  グッズを作る教室は、NPO法人メリープロジェクトが開く。参加者は、折り紙や毛糸、包装紙、色付きのペンなどを使って、うちわを飾り付ける。また、ちょうちんに絵の具で思い思いに顔を描く。出来上がったうちわやちょうちんは持ち帰り、パラ大会を応援するときに使ってもらうという。  また、NPO代表でアートディレクターの水谷考次さん(68)が、子どもたちの笑顔を撮影。後日、この写真を傘に印刷して「笑顔の傘」を作り、東京五輪やパラ大会で展示したいという。「笑顔の傘」は、北京五輪の開会式でも飾られた。  水谷さんは「世界では対立が続き環境問題も深刻化する厳しい状況だが、子どもたちの笑顔は未来への希望。世界中を笑顔で結びたい」と話している。グッズを作る教室は当日午前十一~午後四時。参加希望者は直接現地へ。また、同日午前十一時十分~午後四時半にセンター五階ではNECが「ファミリースポーツフェスタ」を開く。ラグビーやボッチャの体験のほか、元パラリンピック代表らのトークショーが予定されている。  一方、品川区は、区立総合区民会館「きゅりあん」(東大井)で午前十時~午後八時、「チャレンジ&ムーブ」を開く。ブラインドサッカーなどパラリンピックスポーツの体験会があり、いずれも出入り自由で無料。  また午後六時から、きゅりあんの大ホールで義足ダンサーと車イスダンサーの共演などが催される。この当日券は午前十時から、きゅりあんの屋外インフォメーションで無料配布される。 ◆障害者アート世界展開催へ 千代田区で7~9月23カ国から150点 本年度の「ポコラート全国公募展」。新年度は世界展が計画されている=千代田区で  千代田区は、東京五輪・パラリンピックの開催に合わせて文化の祭典「障害者アート世界展2020」を開く準備を進めている。国内に加え、ドイツやアメリカ、インドネシアなど海外二十三カ国から計五十四人の障害者アーティストが約百五十点を出展する見込み。大会を契機に、障害や国境にとらわれない共生社会を表現する。   会期は五輪開会式の一週間前の七月十七日から、パラ大会の閉会式がある九月六日まで。会場となるアーツ千代田3331(外神田六)では二〇一一年から、障害のある人も含めて作品を募る「ポコラート全国公募展」を開いてきた。  この実績を背景に、海外からの観戦客も見込まれる大会期間中に、千代田区からアートの多様な魅力を発信しようと世界展を企画。過去のポコラート展の入選者ら国内の十六人と、ヨーロッパとアフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの五大陸で活動する三十八人のアーティストが、絵画や立体作品で競演する。  区の担当者は「障害の有無や国籍にかかわらず、文化交流がいっそう進むことになれば」と話す。参加アーティストを招いたトークショーや、これまでのポコラート活動を振り返る対談などのイベントも検討中。  区はこれらの開催費用として、二〇年度予算案に八千七百万円を計上した。入場料は税込み八百円。区民や中学生以下、障害者手帳の所持者と付き添い一人は無料の予定。 (梅野光春) ◆義足ジャンパー メダル狙う 鈴木徹選手、渋谷区役所で抱負 義足を持ち来場者と写真に納まる鈴木選手(前列右から2番目)=渋谷区役所で  渋谷区は6日、パラ陸上走り高跳びで東京パラリンピック代表に内定している義足のジャンパー鈴木徹選手(39)=SMBC日興証券=のトークショーを区役所で開いた。  東京五輪・パラを記念した写真などの展示会を区役所で開催しており、関連イベントとして企画した。  5大会連続で出場している鈴木選手は、最高が4位で東京大会で悲願のメダルを目指す。自己記録は2メートル2。「2メートルより高く跳んでメダルに絡んでいきたい」と意気込んだ。  高校卒業直前に交通事故で右脚を失った。ハンドボールに打ち込み、筑波大にスポーツ推薦で入学する矢先だった。「義足でどんなスポーツができるか」を考え、元々自信のあった跳躍力を生かそうと走り高跳びを選んだという。  大会開幕が近づき、イベントに多く呼ばれるなど盛り上がりを感じている。「海外選手には戦争や地雷で脚を失った人もいる。そういうのも知ってもらえたら」と観戦を呼び掛けた。  展示会では1964年の前回東京大会の写真や日本選手団のトレーニングウエアなどを紹介している。区役所15階で、土日祝日を除く3月19日まで。 (神谷円香) 関連キーワード 東京 神谷円香記者 logo-en-hatena logo-en-twitter logo-en-facebook logo-en-line 関連記事ピックアップ小池都知事が本紙に語った危機感「駐車場にコンセントさえない」、コロナ「敵が入れ替わった」社会(2021年12月29日)ジブリ美術館をコロナ禍が直撃 来館者は7分の1、大幅赤字に… 思い出のある人たちがふるさと納税で続々支援精子取引トラブルで訴訟「京大卒独身日本人と言ったのに…経歴全部ウソ」精子提供者を女性が提訴 全国初か社会(2021年12月27日)俳優 滝藤賢一さん 家族6人 2LDKで暮らしています!なぜうその報告 答えず 川口いじめ直接謝罪 元校長メモ読み上げ「深く反省」首都圏ニュース(2022年1月7日)コロナワクチンの3回目接種、政府が高齢者に前倒し実施へ 気になる副反応は?オミクロン株への効果は?社会(2022年1月6日)「日本にあればOK」持ち主じゃなくても実家の価値を調べられる方法AD(リビンマッチ)「黒酢の21倍」耳鳴り世代が号泣の裏ワザとはAD(アイリンクス)Recommended by
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日期:2020/02/08点击:12