＜茨城この１年　あの日、あの言葉＞1〜6月　コロナ、ワクチンに翻弄

　茨城県内は二〇二一年も新型コロナウイルスに翻弄（ほんろう）された。あの日、あの時をあの言葉で振り返る（肩書などは当時）。 ＜１月＞ マスクをしながら晴れ着姿で写真を撮る新成人たち＝１月９日、那珂市で 　「他の自治体で中止や延期になっている中、自分たちだけがやっていいのかという気持ちもある」（九日、那珂市の成人式で二十歳の大学生） 　「大変だったけれど、何とか結果を出したい」（十六日、初めての大学入学共通テストが県内十四会場でスタートし、受験した龍ケ崎市の男子生徒） ＜２月＞ 　「感染経路が分からないので非常に不安」（二日、県内の養鶏場で十五年ぶりに鳥インフルエンザの発生が確認され、常陸大宮市の養鶏業者） 　「（市中感染の可能性は）見立てをするまでの情報がない」（九日、英国で流行している変異株の新型コロナが県内在住者から検出され、県疾病対策課の柴田隆之課長） 　「インフルエンザより痛くない」（十八日、医療従事者向けの新型コロナワクチンの先行接種が水戸医療センター＝茨城町＝でスタートし、ワクチンを打った山口高史院長） ＜３月＞ 　「今度、地震が来たらって？　そりゃ真っ先に逃げるさ」（十一日、東日本大震災の津波で兄を亡くした北茨城市の平塚信次さん） 　「司法が同性婚を認めてくれたことが本当にうれしくて、じーんと来た」（十七日、同性婚否定は「違憲」との初の司法判断が札幌地裁で示され、レズビアンを公表している滑川友理水戸市議） 　「判決を聞いたときは目頭が熱くなった」（十八日、水戸地裁が日本原子力発電東海第二原発の運転差し止めを命じ、原告団共同代表で元東海村議の相沢一正さん） 　「まだ爪痕は残っているようだが、運転再開が復興のきっかけになれば」（二十七日、二〇一九年の台風１９号の影響で一部不通が続いていたＪＲ水郡線が約一年五カ月ぶりに全線開通し、早朝の下り一番列車を利用した城里町のタクシー運転手の男性） ＜４月＞ 日本原子力発電東海第二原発の運転差し止めを求めた訴訟の判決を受け、「勝訴」などと書かれた垂れ幕を掲げる弁護士ら＝３月１８日、水戸地裁前で 　「東電から一度も説明がない。漁をするのは末端のわれわれだが、海洋放出の決定も報道で知った。思いを伝える場がない」（十三日、政府が東京電力福島第一原発の処理汚染水海洋放出を正式決定し、北茨城市の五十代漁師） 　「お客さんに作品を知ってもらう貴重な機会になるが、同時に感染が拡大している中で開催していいのかという思いもある」（二十九日、笠間焼の祭典「笠間の陶炎祭（ひまつり）」が二年ぶりに開幕し、出品したつくば市の陶芸家大脇歩さん） ＜５月＞ 　「医療従事者のキャンセルがあったので接種を受けた。私は町営の診療所の開設者で、医療従事者に準じる立場だ」（十三日、医療従事者枠でワクチン接種を受けていた城里町の上遠野（かとうの）修町長） 　「ロボッツに来てよかった。本当にありがとうございます」（十六日、男子プロバスケットボールＢリーグ２部の茨城ロボッツが初のＢ１昇格を決め、平尾充庸（あつのぶ）キャプテン） ＜６月＞ 　「差別的内容が掲載されていた事実は、人権尊重に取り組む本市としては看過できない」（一日、在日コリアンらに対する差別文章を公式オンラインショップに掲載していた化粧品会社ＤＨＣとの連携事業の中止を表明した下妻市の菊池博市長） 　「ぼろぼろの状態からきれいに再塗装され感無量。鉄道ファンだけでなく、多くの人に訪れてほしい」（十九日、引退車両をご神体に祭った「ひたちなか開運鉄道神社」がひたちなか市に建立され、実行委員会の佐藤久彰代表）＝続く 関連キーワード 茨城 logo-en-hatena logo-en-twitter logo-en-facebook logo-en-line 関連記事ピックアップ小池都知事が本紙に語った危機感「駐車場にコンセントさえない」、コロナ「敵が入れ替わった」社会(2021年12月29日)ジブリ美術館をコロナ禍が直撃 来館者は7分の1、大幅赤字に… 思い出のある人たちがふるさと納税で続々支援小池知事、まん延防止措置「考えていない」　東京都では初の「オミクロン株」のクラスター　社会(2022年1月5日)俳優 滝藤賢一さん 家族6人 2LDKで暮らしています！精子取引トラブルで訴訟「京大卒独身日本人と言ったのに…経歴全部ウソ」精子提供者を女性が提訴　全国初か社会(2021年12月27日)満員のコンサートで技術実証　名古屋、ワクチン検査パッケージ文化・芸能(2021年12月11日)蓄膿症の原因は鼻じゃない？蓄膿症に効く日本唯一の処方とはAD（源平製薬）「黒酢の21倍」耳鳴り世代が号泣の裏ワザとはAD（アイリンクス）Recommended by
(function() {
var pa = document.createElement(""script""); pa.type = ""text/javascript""; pa.charset = "utf-8"; pa.async = true;
pa.src = window.location.protocol + "//api.popin.cc/searchbox/tokyo-np.js";
var s = document.getElementsByTagName(""script"")[0]; s.parentNode.insertBefore(pa, s);
})();  おすすめ情報
首都圏ニュースの新着 記事一覧 女子高校生2人が町会の役員に　驚きと羨望で問い合わせ殺到　80代とチームで「世代間の交流深める」 　町会・自治会活動といえば、高齢化と役員のなり手不足が課題とされるが、千葉県松戸市に現役高校生... 1月7日 「この対策では不十分」地元で強まる警戒　米軍キャンプ富士で感染拡大…日本人従業員らオミクロンも＜新型コロナ＞ 　米軍施設「キャンプ富士」（御殿場市）で昨年末に新型コロナウイルスの感染が判明し、年明けに拡大している... 1月7日 ＜新型コロナ＞静岡県で新たに33人の陽性判明　浜松市で初めてオミクロン株の感染を確認 　静岡県内では六日、新たに三十三人の新型コロナウイルス感染が確認された。浜松市が十人、静岡市と清水町が... 1月7日 家庭で余った食品寄付して　熱海市社協など、市内4カ所に「回収ボックス」設置　 　熱海市社会福祉協議会などでは三十一日まで、家庭で余った食料品を寄付する運動「フードドライブ」... 1月7日 世界遺産のシンボル　富岡製糸場の煙突守って　保存費8000万円　寄付呼び掛け 　富岡市の世界遺産「富岡製糸場」のシンボル的存在の煙突が劣化して倒壊の恐れがあるため、市は保存... 1月7日 ＜新型コロナ＞群馬県で新たに56人の感染確認 　群馬県と前橋、高崎市は六日、新型コロナウイルスに新たに計五十六人が感染していると確認したと発表した。... 1月7日
googletag.cmd.push(function() { googletag.display(""div-gpt-ad-tn/article/footer_rect_left""); });
googletag.cmd.push(function() { googletag.display(""div-gpt-ad-tn/article/footer_rect_right""); });