10.19 公示日ドキュメント 「コロナ後の議論を」「若い人のため頑張って」

衆院選候補の第一声を聞く有権者ら=19日、川崎市川崎区(一部画像処理)で、本社ヘリ「おおづる」から  19日始まった選挙戦。候補者は何を訴え、有権者はどう受け止めたのか。都内選挙区の一日を追った。 ◆10時00分  公明前職の岡本三成さん(56)は、北区王子の事務所前で第一声。今回の選挙に出馬せず引退した同党の太田昭宏前代表が見守る中、「これからもコロナとの闘い、一歩も引くことなく収束を目指す」と訴えた。演説を聞いた北区の主婦松本恭子さん(71)は「知名度はまだまだかもしれないが、人柄が良い。応援していきたい」と話した。 ◆10時26分  渋谷区のNHK放送センター前で第一声を上げた「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の猪野恵司さん(38)は、バレエスタジオ経営の経験を踏まえ「コロナ禍でバレエ公演ができなくなっている。バレエダンサーの生活を保障する政策が必要」と訴えた。埼玉県戸田市から来た主婦(46)は「自民党は派閥で政策が変わるし、野党はしがらみがある。NHK党はぶれないので頑張ってほしい」と語った。 ◆12時10分  JR八王子駅前のペデストリアンデッキでは、会社員や買い物客、リクルートスーツ姿の若者らが行き交う中、社民新人の朝倉玲子さん(62)が「労働政策を根本からかえるべきだ」と第一声を発した。遠巻きに眺めていた男性(64)は「若い人のためにも頑張ってほしいけど、社民党もずいぶん国会議員の数が減ったね」と話した。 ◆12時20分  自民前職の石原宏高さん(57)はJR大井町駅西口で第一声。「自民と公明か、立民と共産か、という国のかじ取りの枠組みが一番の争点」と訴えた。支持者から拍手を浴びると、近寄って、こぶしを合わせるグータッチをして回った。 ◆13時15分  台東区の上野公園不忍池近くで、立憲民主の前職松尾明弘さん(46)が第一声。「自民党政権で日本の民主主義は地に落ちた。国民は政治にあきれ返っている。今までの政治を変えていく」と訴えると、拍手が湧いた。耳を傾けていた文京区の編集者長野晶子さん(59)は「コロナで多くの人が疲れて傷付いている。文化・芸術分野への手厚い支援を期待したい」と話した。 ◆15時30分  東急目黒線の西小山駅前。維新新人の田淵正文さん(63)は、コロナ禍で医師として発熱患者に対応してきた経験を踏まえ「悲痛な叫びをいっぱい聞いてきた」と強調。安価で安全な特効薬を届けることなどを訴えた後、駅前商店街を練り歩いた。  商店街にある青果店の3代目中村大輝さん(23)は「コロナ後、社会全体で消費者がお金を使えるような経済政策について議論してほしい」と注文した。 ◆16時30分  買い物客が行き交う東大和市のイトーヨーカドー東大和店前で、共産前職の宮本徹さん(49)は「コロナ禍で自民は現場の声に耳を傾けなかった。医療費削減路線を改め、医師も保健所も増やす。命と暮らしを守る政権を作ろう」と呼び掛けた。聞いていた同市の元公務員窪田進さん(77)は「自公政権は国民に目を向けていない。野党統一の候補者に、市民と決めた政策を進めてほしい」と語った。 ◆17時50分  国民民主新人の円より子さん(74)は混雑する葛飾区のJR新小岩駅前でマイクを握り「ジェンダー平等は女性だけの問題ではない。一人一人が個性を発揮して生きられる社会をつくる」と訴えた。演説を聞いた警備員村岡竜夫さん(57)は「自民党は説明責任から逃げていた。各候補が訴えるコロナ対策などを比べ、少しでも希望を感じられる党に投票したい」と話した。 ◆18時10分  れいわ元職の櫛渕万里さん(54)は、調布市の京王線国領駅前で第一声。「『政治を変えたい』というボランティアの思いに支えられて挑む。既存の政治に負けず新しい政治を作ろう」と消費税廃止などを訴えた。聞いていた女性会社員(44)は「自民党は仲間への利益誘導が露骨。変えなくちゃいけないけど、22区は野党から櫛渕さんと山花郁夫さんが立ち、共闘できなかったのが残念」と話した。 ◆18時30分  自民前職の小倉将信さん(40)がJR町田駅北口近くで街頭演説。「医療体制強化やワクチン確保など、あらゆる手段でコロナから皆さんを守る」と訴えた。  演説を聞いた同市の会社員門恵美さん(60)は「一番望むのは再び感染拡大しないようにしてもらうこと。外食や旅行が自由にできる日常を取り戻したいし、飲食店関係者らを助けてくれる候補者がいい」と話した。 関連キーワード 東京 衆院選 東京 logo-en-hatena logo-en-twitter logo-en-facebook logo-en-line 関連記事ピックアップ小池都知事が本紙に語った危機感「駐車場にコンセントさえない」、コロナ「敵が入れ替わった」社会(2021年12月29日)40歳で医学部に入学、3児を育てながら医師に 何歳になっても、何度でも挑戦できる小池知事、まん延防止措置「考えていない」 東京都では初の「オミクロン株」のクラスター 社会(2022年1月5日)ジブリ美術館をコロナ禍が直撃 来館者は7分の1、大幅赤字に… 思い出のある人たちがふるさと納税で続々支援「有名人の娘だから?」と不安だった神田沙也加さんに宮本亞門さんが返した言葉 追悼ツイートで明かす文化・芸能(2021年12月19日)精子取引トラブルで訴訟「京大卒独身日本人と言ったのに…経歴全部ウソ」精子提供者を女性が提訴 全国初か社会(2021年12月27日)蓄膿症の原因は鼻じゃない?蓄膿症に効く日本唯一の処方とはAD(源平製薬)社員に理念が浸透しない|「裸の王様」と言われた社長が大量離職を乗り越えてやっと気づいた会社創りの本質AD(クラウド活用ならビズヒント)Recommended by
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日期:2021/10/20点击:13