現新三つどもえの争いとなった海老名市長選。１０日の投開票に向け、支持拡大に奔走する３人の横顔を紹介する。 （曽田晋太郎）（届け出順） ◆氏家秀太（うじけ・しゅうた）さん（５２）無新 未来に不安のない市政 「五十歳になったら人生を変えよう」。以前からそう考えていた中、二年前、父の介護や仕事の手伝いなどで三十年ぶりに地元の海老名に戻ってきた。現市政を知るにつれて「市民の将来の不安をぬぐえる政策がない」と感じ、「市政の停滞を打破し、未来に不安のない海老名をスタートさせたい」と、出馬を決めた。 小、中学校、高校では生徒会長。大学時代にはイベント制作などを手掛ける音楽会社を起業した。今は父が興した経営コンサルタント会社の社長を務め、企業の研修や講演会、ラジオへの出演など活動の幅を広げる。二〇一一年の東日本大震災時には、農作物の風評被害を防ごうと、飲食店経営者と福島県の農家のマッチング事業も展開した。 趣味は音楽鑑賞と読書。自分の性格を「誰より努力を惜しまない」と表現。政治経験ゼロだが、持ち前の努力でやり遂げる決意だ。 ◆内野優（うちの・まさる）さん（６４）無現＜４＞ さらなるまちの発展を 「引き続き海老名のまちづくりを引っ張っていきたい」。市長を四期十六年務め、市職員の意識改革や海老名駅西口の開発などを進めた自負がある中、さらなるまちの発展を目指して五選への出馬を決めた。地域間格差の是正や公共施設の改修整備、高齢者や待機児童対策などに意欲を示す。 県立厚木高校時代は、演説や朝のつじ立ちなどの選挙活動を経て生徒会長になった経験も。大学卒業後は海老名市職員となり、市職員労組からの出馬打診もあって市議に転じた。「一人一人を大切に、思いやりを持って寄り添う」ことが政治家としての信条だ。 長女は嫁ぎ、今は妻（６３）と二人暮らし。「人が好きで、おせっかいやきな性格」と話す。息抜きの時間の一つとなっている愛犬の散歩の時も「人と会って得られる情報はいっぱいある」と、市を良くしようとする思いに余念はない。 ◆立花孝志（たちばな・たかし）さん（５２）Ｎ新 若者に選ばれるまちへ ＮＨＫから国民を守る党の党首。「首長になれば、条例でＮＨＫの集金人の戸別訪問を規制したり、禁止したりできる」。十月の参院埼玉選挙区補欠選挙に立候補して参院議員を自動失職し、落選したものの「（補選後）一番早い（首長）選挙が海老名だった」と、市長選への出馬を決めた。 「海老名市をドバイに」がキャッチコピー。ＮＨＫの受信料を支払わない世帯に年五万円の支給、市職員給与の倍増も公約に掲げ、「市職員の挑戦を促したい」とするほか、「市長と市職員が意見をぶつけ合い、わくわくどきどきする市政を展開したい」と語る。「ＮＨＫにお金を払わない人を徹底的に守ることで、若者が海老名を選んでくれるのではないか」とも描く。 趣味は野球やボウリングなど。二匹の飼いネコとじゃれるのも息抜きの時間だ。「動物は見ていてかわいく、触れ合うのも好き」 関連キーワード 神奈川 logo-en-hatena logo-en-twitter logo-en-facebook logo-en-line 関連記事ピックアップ小池都知事が本紙に語った危機感「駐車場にコンセントさえない」、コロナ「敵が入れ替わった」社会(2021年12月29日)窪塚洋介さんが築いた離婚後の家族の形 子どもを尊重…今の妻も前の妻も一緒に「感染者、あっという間に倍」尾身会長が危機感 高齢者の3回目接種が最優先課題社会(2022年1月7日)40歳で医学部に入学、3児を育てながら医師に 何歳になっても、何度でも挑戦できる「有名人の娘だから？」と不安だった神田沙也加さんに宮本亞門さんが返した言葉 追悼ツイートで明かす文化・芸能(2021年12月19日)精子取引トラブルで訴訟「京大卒独身日本人と言ったのに…経歴全部ウソ」精子提供者を女性が提訴 全国初か社会(2021年12月27日)「日本にあればOK」持ち主じゃなくても実家の価値を調べられる方法AD（リビンマッチ）「黒酢の21倍」耳鳴り世代が号泣の裏ワザとはAD（アイリンクス）Recommended by
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